閉経後の女性が記憶力アップ?イソフラボンの記憶力向上効果

イソフラボンで記憶力アップとはどういうことか

イソフラボンが女性ホルモンの代わりとなることで、記憶力を向上させます。
そもそも更年期の記憶力の低下は、閉経後の女性ホルモンの減少と関係しています。
女性ホルモンの減少を放置すると、脳内神経細胞のニューロンが死滅していきます。
この神経細胞ニューロンの死滅で、記憶力が衰えていきます。
イソフラボンが女性ホルモンに似た作用で、閉経後の女性ホルモンの欠乏を補い、ニューロンの死滅を防ぎます。

女性ホルモンとニューロンの関係!イソフラボン記憶力向上のメカニズム

では、そもそもニューロンの死滅がなぜ閉経後の女性ホルモンの減少しているのでしょうか。
答えは、脳内での女性ホルモンの働きにあります。

詳しくご説明します。

女性ホルモンとニューロン

女性の女性ホルモンは、卵巣でも産生されますが、脳内でも産生されます。
脳内で産生された女性ホルモンは、脳内の神経細胞であるニューロンの成長、保護などに役立っています。
女性ホルモンは脳内で記憶力を司る器官である大脳の海馬で重要な役割を果たしています。
例えばその役割は次の通りです。

・神経伝達効率の制御
・神経細胞ニューロンの保護
・記憶学習能力の活性化

このように大脳の海馬で重要な役割を持つ女性ホルモンですが、女性ホルモンの減少は、痴呆を誘発します。
女性は更年期の閉経により、女性ホルモンが減少するに伴って、アルツハイマー型の認知症が発症する傾向があります。
これは、女性ホルモン補充療法で改善できるという研究報告もあります。

イソフラボンは女性ホルモン補充療法の代わりになれる?

イソフラボンならば、更年期の閉経による神経細胞の衰退に対して、女性ホルモン補充療法の代わりとして貢献できます。

イソフラボンはたしかに女性ホルモンの代わりとなる作用がありますが、あくまで化学的な構造が似ているだけで、構造が完全に女性ホルモンと一致するわけではありません。
しかし、イソフラボンは更年期の女性ホルモン補充療法の代わりとしても、有効な手段といえます。
イソフラボンを長期的に摂取することで、女性ホルモン補充療法の有無にかかわらず、更年期の症状の改善につながったとの研究報告があります。
女性ホルモン補充療法をイソフラボンと置き換えても、効果は出ます。

イソフラボンで神経細胞のニューロンを守っていきましょう。

まとめ

閉経後の女性は、記憶力で悩む機会が多いでしょう。
イソフラボンは女性ホルモン作用として神経細胞に働きかけることで、記憶力の維持または向上につなげることができます。

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